暗号通貨のPoSについて考える
PoSという仕組みをよく知らない人が多いみたい。
通貨のマイニング方法として、ざっくりと解説してみたい。
間違っててもいいやって。誰かが治してくれるから。
大きく分けると、
・PoW(プルーフオブワーク)
・PoS(プルーフオブステーク)
・PoI(プルーフオブインポータンス)
という3タイプ。
基本的に、すべて「取引の承認方法について規定しているもの」
マイニング方法そのものとは少し違うと思っている。
PoW
PoWは、一般的に知られているような、パソコンに計算させて、承認し、ブロックチェーンの台帳記録を行う。
基本的にはパソコンの計算処理能力に依存するから、CPUよりもGPU(グラフィックス プロセッシング ユニット)の方が有利だったりする。
GPUの方が、並列計算処理(同時に複数箇所で計算が進められるもの。)が素早く実行できるから、単純計算だとGPUのが強い。
パソコン依存だから、ハードを揃えて、マイニングファームみたいなことを思いつく人がいる。
PoS
PoSは、通貨の保有量に応じて、マイニング報酬を分配する仕組み。
通貨を既に多く持っている人は、「通貨の価値が下がる」ことに対するインセンティブが無いことから、この仕組ができてる。
基本的に、通貨が多い人のほうが分配が多くなっていくから、最初に大量保有したもの勝ちだったりする。金持ちが金持ちになりやすい仕組み。
ただ、金持ちが保有だけしていると、それはそれで流通の仕組みがなくなり、通貨の価値が下がるので、「金持ちが自然と経営サイドに回りやすくなる」のがPoSの仕組みだと言える。
大量ホルダーが、クソだと危険。
PoI
これは、マイニングできるメンバーを一部のメンバーにして、彼らへの投票を行ってもらい、そこからの配分は保有量に依存する仕組み。
PoSが金持ちが一人勝ちするシステムだという懸念から、仲介案のような感じで出てきた。
確かにバランス取れてる。
ローカルのウォレットなどで、投票システムを行ったりするために、初心者には難易度が高かったりする。
どうやら、承認方法に関して、適当な言葉で勧誘してるやつがいる。
PoSとかをみると、一見複利だ。
だから、いっぱい買って持っておけば儲かるみたいな言い方で、ひとを巻き込んでいくひとがいる。
ちなみに、PoSで利益を出し続ける簡単な方法のひとつは「自分も大量に保有し、新規参入をどんどん増やすこと」だ。
仮に、価値が上昇しなくても、途中で売り抜けてしまえばいい。(売り抜けれればの話だけど。)
PoSはある意味、「会社」みたいなものなのかもしれない。
大量保有者が、権力が強く、影響力も大きくなる。その分、報酬も大きくなる。
だから、誰かに誘われて、その通貨を買ったあなたは、その誘った人の方が大量保有している可能性を忘れちゃいけないし
さらにそいつがクソなんだとしたら、もっと気をつけないといけないね。