無料で読める漫画村を違反として取り締まるのは無意味だと思う
いくら「クリエイター」が食えないと言った所で、無料マンガサイトはなくならない。
もちろんクリエイターの言い分もすごく分かるし、そりゃそうだよね。食べていけないと漫画も書けないよねってなるのだけど、この構造が恐ろしいのはここ
漫画村を違法ということを認識していないユーザーが多いというのはありそう。いまや動画も漫画も色々なものが無料で見れるし、そのビジネスモデルがどうなってるか認識するのは普通の人には難しいのでは。
— けんすう (@kensuu) 2018年1月21日
実際のところ、漫画を好んで読む大半の人は「普通の人」であって、クリエイターの現状を認識して、「食っていけないのか!じゃあ、お金を払おう!」ってなってくれるような、知識の深い人はそんなに多くない。
むしろ、「無料で何が問題なの?」という感じだ。
となると、普通の人にとっては「無料で見れるのが当然」になってしまう。
ここからが、大変なところで。
一度無料になったものを、「有料だ」と認識させるのは時間がかかる。
無料マンガサイトを立ち上げる人達は、そこも理解していて、立ち上げていくのだと思うけど。
更には、「無料だから読んでいる」という人も一定数存在すると思う。
僕の知り合いにも、ユーザーがいるが、「普通に買わないといけないなら、読まないかな」という人もいる。
クリエイターは、こういう「お金を払わない人」を悪く言う人もいるけれど、漫画の世界だと少し違う気がする。
漫画などのような、「高額」にしにくい商品にとって、"認知"の大きさは重要で
○○という作品を書いた漫画家とか、そんな感じで、"ただ読まれた"だけでも十分の価値がある。
確かに、漫画村のような無料マンガサイトを「違反」であると、世に知らしめることは、メディアができるかもしれないけど、僕の持論としては"やったところで意味がない"ということ。
漫画とかは、"既に知られている漫画"の方が買われやすいに決まってるから、新規参入のクリエイターにとって、何も状況は変わらない。
むしろ、「無料で読まれても痛くも痒くもないですよ」という態度をしていられる、既に有名な漫画家達がどんどん一人勝ちしていく。